二回目ーイエー☆
とっ散らかっていくのをまとめるのに苦労しました。なんか自由に話進めてくんだもの…。思っていたものと結構違う仕上がりになった。
そんなものです。私クオリティ。
イラストはイメージなので…合ってるかどうだか…(自分で描いてるんだろ)
読みたい方は「続きを読む」もしくは題名をポチッとな。
2015-5-29 15:03
青い少女と巻き込まれた青年の話
―――危ない。
そう思った時には遅かった。力いっぱいブレーキを踏みつける。劈くようにタイヤが悲鳴を上げる。
車が向かう先には、こちらを向いてきょとんとしている少女がいた。
絶対に間に合わない。数秒後には彼女は車に跳ね飛ばされて宙を舞うことだろう。
頭から血の気がさあっと一瞬で引いた。どうしよう。やってしまった。
いつも通る道で、いつも人がいないから、大丈夫だろうとスピードを出していたのがいけなかった。
ああ、これで俺の人生はお終いだ。終わりだ。
やっと慣れてきて、やり甲斐を感じ始めた仕事も、もう出来ない。
やっとまともに働き出して、両親に恩返しをしようと思っていたのに、もう出来ない。
どうしよう、どうしよう、最悪だ。頭がパニックを起こす。
いっそこのままひき逃げでもしようか…いや、人としてそれはないだろう。
それにいつかは絶対ひき逃げがバレる。そうなった時の方が怖い。
でもその前に、俺は自分が殺した少女を見ることになるのだ。それが今は一番怖い。
彼女に近づく数秒が永遠にも思えた。色んなことが次々に頭に浮かんでは消える。
そうして、車は彼女へと到達した。俺は目を瞑ることも出来ずに彼女を見つめていた。彼女もまた、俺をまっすぐに見ていた。
―――めこっ
その瞬間、何かが潰れるような音を聞いた。
「…え?」
みし、べき、ぐしゃと異様な音が連続して響く。フロントガラスにビシッと亀裂が走った。
え、あれ、これって……車が潰れる音?
次の瞬間、凄まじい衝撃と共に、俺の意識は刈り取られた。
* * *
目を覚ましたら、そこは真っ暗だった。…何も見えない。
こんなに暗いのだから俺は死んだのかもしれない、なんて思ったけれど、全身に感じる鈍い痛みでそれは否定される。
死んだのなら痛みなんか感じるはずがない。俺は生きている。
…それにしても痛い。なんでこんなに痛いのか。必死になって記憶を手繰ってみると、事故を起こしたことを思い出した。
まだ幼い女の子を俺は車で轢いたんだった……ん? 轢いた?
ちょっとまて。本当に轢いたのか? ものすごい音が聞こえてきて…そうだ、車が潰れたんだった。
潰れた、ということは、車が少女に負けたということ…なのか? 今どきの子どもってそんなに頑丈なの?
馬鹿か、そんなわけないだろと心の中でつっこむ。でも現に車は潰れたし…多分。
ぶつかった衝撃で意識が飛んでしまったから、本当に潰れたのかは分からない。
いやでもあの音とフロントガラスの具合からして潰れたのは間違いないと思う。あーあ、まだローン払いきってない…。
欲しくてたまらなくて、中古だけどやっと手に入れた車だったのに…あんな…壊れ方するなんて…。
あ、ヤバい。車のこと考えたら涙出てきた。自業自得なんだけどさ、やっぱ愛車が壊れるのは辛いものがあるなぁ。
なんて車のことを考えていたら、突然声が聞こえてきた。
「あ、気がついた?」
可愛らしい少女の声だった。続いて、ぱっと視界が明るくなる。…今度は眩しい。俺は目を細めた。
「よかった〜ちゃんと目が覚めて。失敗してたらどうしようかと思ったよ」
ふっと影がさして、さらりとした髪が頬に当たるのを感じた。ちょうど真上に少女の顔があった。俺を頭の上からのぞき込んでいる。
誰?と思ったけれどすぐに思い出した。そうだ、彼女は俺が轢いた子だ。…轢いたはずの、か。
本来ならば驚くところなんだろうけど、不思議と俺の心は落ち着いていた。車がダメになったショックの方が大きいらしい。
「ここは…?」
久々に聞いた自分の声は、まるで別人のように聞こえた。でも確かこんな声だった。ような、気がする。
「ここは、一応私の家。今のところね。ねえ大丈夫? 名前とか思い出せる?」
「名前…」
俺は、と名乗ろうとして口が動かなくなった。俺は……あれ、なんていう名前だっけ?
母親と父親の名前は覚えている。遠く離れて住んでいる姉の名前も、その夫の名前も、ペットの名前も思い出せる。
小さい頃よく遊んでくれた隣のおじいちゃんの名前も、幼稚園の担任の名前も思い出せる。好きだった人の名前も全部。
なのに何故か自分の名前だけ思い出せなかった。苗字は…と思ったけど、それも思い出せなかった。
せめてあだ名でも…と思ったけれど、思い出せない。…思い出せない。
「憶えてない?」
「…愛車はトッドだったんだ……」
少女は不思議な顔をした。せめてもと愛車の名前を言ってみた。車に名前なんて我ながら馬鹿だな、と思う。
ちなみに由来は好きな映画の主人公からだったりする。
「あなたの名前は?」
「……分からない」
「それはよかったわ!」
少女は嬉しそうに笑う。…何故。
「じゃあ私があなたの名前を付けてあげるね。そうね、あなたの名前は…」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!?」
何故か嫌な予感がして、俺は彼女の言葉を遮った。
「なんで君が俺の名前を付けるんだ?」
「だって、呼び方が分からないと困るでしょう? だからよ」
「冗談じゃない。俺には両親からもらった名前がちゃんとあるんだ。今思い出すから待ってろ」
「そう? じゃあ少し待ってみようかな」
無駄だと思うけどね、と小さく言うと少女は俺をのぞき込むのをやめて、側から離れていった。
…無駄ってなんだよ。まるで思い出せないのが分かっているような言い方じゃないか。
よし、とりあえず片っ端から検討してみよう。まずはア行からだな。アのつく苗字…ん、そういや出席番号が必ず1番になる苗字ってなんだろうな?
“ああ”さん、なんてのはないから…“あい”さん? そんな苗字あるのか? “あいう”…“あいえ”“あいお”…うーん、分からない。
そもそも俺が出会った人なんて全人類の1パーセントにも満たないだろうし、予想も出来ない苗字たくさんあるしなぁ…。
…じゃなくて!? 今は俺の名前を考えるんだった。えーと…多分ア行はない気がする。多分。
そうだ、日本で一番多い苗字の佐藤って可能性はないだろうか。…でも佐藤だなんて呼ばれたことはないような気がする。
次は田中…だったか? これでもないような。そもそもそう簡単な苗字じゃなかったような…気がする。
気がする、だけで一向に思い出せる気がしない。ああ、なんで思い出せないんだ。思わずガリガリと頭を掻く。
…と、自分の腕が包帯でぐるぐるに巻かれているのに気がついた。しかも、かなり適当に。ああ、まあ事故ったんだからケガぐらいしてるよな。
そういや今自分どんな状況なんだろう? 試しに足を動かしてみる。うん、両足とも動く。指までばっちりだ。問題ない。
腕も両手両指動いた。首は動かすのは少し辛いかな。この際寝転がってるのもどうかと思うし、思い切って身体を起こしてみようか。
「いっ、いてててて……」
痛む体をなんとか動かして上半身を起こしてみた。どうやら上半身は全部包帯で巻かれているらしい。適当に。
そんなに酷い事故だったのかな。まぁそうだろう、車が潰れるくらいだったんだから……。
……………ん? 潰れる?
はた、と思考が止まる。ちょっと待て、車が潰れたなら…俺はなんで潰れてないんだ?
あれだけすごい音がして、フロントガラスが割れるくらいの勢いで潰れて、なんで俺は五体満足で生きているんだ?
死んでもおかしくなかったはずだ。なのに…。
「ねぇ、思い出した?」
いつの間にか少女が側に来ていた。青い髪と、青い瞳の少女。
こいつの、せいだ。ぞわっと頭の後ろが逆立つ。危険だと頭の中で警鐘が鳴る。
「…なぁ、なんで俺は…生きているんだ?」
「ん? ああ、思い出したんだね」
少女は笑う。無邪気に笑う。
「知りたいの? 知らないほうがいいと思うよ?」
やめておけと頭の中で俺が叫ぶ。だけど答えを求められずにはいられなかった。
「…教えてくれ」
「あなたは一度死んだのよ」
少女は笑みを崩さずに言った。
「一度、というのはおかしいかもしれないけどね。あなたは世間的にもう死んだことになっているだろうから」
「………え…?」
「交通事故にあって、車は大破。ガソリンが漏れて炎上しちゃったから、現場は悲惨な状態になったの。
死体は残らなかった。そういうことで処理されているわ」
だからね、と少女は言う。
「あなたはもう死んでいるのも同然なのよ」
嘘だ、と思いたかった。だけど現実はそれを許してくれない。
突然目の前に差し出された新聞記事に事故のことが鮮明に書かれていた。日にちも、曜日も、場所も同じ。憶えている。
名前は意図的に塗りつぶされて分からなかった。
ただ、■■■■■(■■)『死亡』―――はっきりと書かれていた。
俺は死んでいた。
+++++
続かない。
もっと簡潔だったはずなのに「俺」が自由に動き出してこの有様。
彼はポジティブなのでそんなに酷い話にはならないと思います。
この先何があってもたくましく生きてくと思うよ。
中途半端な終わり方になったのは、長くなりそうだったから…5月更新目標だったし。
続き少しだけあるけど、色々考えてみるのも楽しいと思うので!
にしても、こういう短編?名無しが多いな。
やはりカタチにならないからでしょうねー。
夜の真っ暗な道を車で走りながら思いついた話。
横道からいきなり誰か飛び出して来たら嫌だなーと毎回毎回思います。
夜道に少女といいますか、女の人がぼーっと立ってたりしたら嫌だな、とか。
夜に一人で女の人ってゾクッとしますね。
そんな感じで出来た話でした。
拾うのはやはり少女がいいな…と書いている最中にずっと思ってました。
男の人はもう少し大きいのがいいかな…高校生以上がいい(何言ってるのこの人)
そう思った時には遅かった。力いっぱいブレーキを踏みつける。劈くようにタイヤが悲鳴を上げる。
車が向かう先には、こちらを向いてきょとんとしている少女がいた。
絶対に間に合わない。数秒後には彼女は車に跳ね飛ばされて宙を舞うことだろう。
頭から血の気がさあっと一瞬で引いた。どうしよう。やってしまった。
いつも通る道で、いつも人がいないから、大丈夫だろうとスピードを出していたのがいけなかった。
ああ、これで俺の人生はお終いだ。終わりだ。
やっと慣れてきて、やり甲斐を感じ始めた仕事も、もう出来ない。
やっとまともに働き出して、両親に恩返しをしようと思っていたのに、もう出来ない。
どうしよう、どうしよう、最悪だ。頭がパニックを起こす。
いっそこのままひき逃げでもしようか…いや、人としてそれはないだろう。
それにいつかは絶対ひき逃げがバレる。そうなった時の方が怖い。
でもその前に、俺は自分が殺した少女を見ることになるのだ。それが今は一番怖い。
彼女に近づく数秒が永遠にも思えた。色んなことが次々に頭に浮かんでは消える。
そうして、車は彼女へと到達した。俺は目を瞑ることも出来ずに彼女を見つめていた。彼女もまた、俺をまっすぐに見ていた。
―――めこっ
その瞬間、何かが潰れるような音を聞いた。
「…え?」
みし、べき、ぐしゃと異様な音が連続して響く。フロントガラスにビシッと亀裂が走った。
え、あれ、これって……車が潰れる音?
次の瞬間、凄まじい衝撃と共に、俺の意識は刈り取られた。
* * *
目を覚ましたら、そこは真っ暗だった。…何も見えない。
こんなに暗いのだから俺は死んだのかもしれない、なんて思ったけれど、全身に感じる鈍い痛みでそれは否定される。
死んだのなら痛みなんか感じるはずがない。俺は生きている。
…それにしても痛い。なんでこんなに痛いのか。必死になって記憶を手繰ってみると、事故を起こしたことを思い出した。
まだ幼い女の子を俺は車で轢いたんだった……ん? 轢いた?
ちょっとまて。本当に轢いたのか? ものすごい音が聞こえてきて…そうだ、車が潰れたんだった。
潰れた、ということは、車が少女に負けたということ…なのか? 今どきの子どもってそんなに頑丈なの?
馬鹿か、そんなわけないだろと心の中でつっこむ。でも現に車は潰れたし…多分。
ぶつかった衝撃で意識が飛んでしまったから、本当に潰れたのかは分からない。
いやでもあの音とフロントガラスの具合からして潰れたのは間違いないと思う。あーあ、まだローン払いきってない…。
欲しくてたまらなくて、中古だけどやっと手に入れた車だったのに…あんな…壊れ方するなんて…。
あ、ヤバい。車のこと考えたら涙出てきた。自業自得なんだけどさ、やっぱ愛車が壊れるのは辛いものがあるなぁ。
なんて車のことを考えていたら、突然声が聞こえてきた。
「あ、気がついた?」
可愛らしい少女の声だった。続いて、ぱっと視界が明るくなる。…今度は眩しい。俺は目を細めた。
「よかった〜ちゃんと目が覚めて。失敗してたらどうしようかと思ったよ」
ふっと影がさして、さらりとした髪が頬に当たるのを感じた。ちょうど真上に少女の顔があった。俺を頭の上からのぞき込んでいる。
誰?と思ったけれどすぐに思い出した。そうだ、彼女は俺が轢いた子だ。…轢いたはずの、か。
本来ならば驚くところなんだろうけど、不思議と俺の心は落ち着いていた。車がダメになったショックの方が大きいらしい。
「ここは…?」
久々に聞いた自分の声は、まるで別人のように聞こえた。でも確かこんな声だった。ような、気がする。
「ここは、一応私の家。今のところね。ねえ大丈夫? 名前とか思い出せる?」
「名前…」
俺は、と名乗ろうとして口が動かなくなった。俺は……あれ、なんていう名前だっけ?
母親と父親の名前は覚えている。遠く離れて住んでいる姉の名前も、その夫の名前も、ペットの名前も思い出せる。
小さい頃よく遊んでくれた隣のおじいちゃんの名前も、幼稚園の担任の名前も思い出せる。好きだった人の名前も全部。
なのに何故か自分の名前だけ思い出せなかった。苗字は…と思ったけど、それも思い出せなかった。
せめてあだ名でも…と思ったけれど、思い出せない。…思い出せない。
「憶えてない?」
「…愛車はトッドだったんだ……」
少女は不思議な顔をした。せめてもと愛車の名前を言ってみた。車に名前なんて我ながら馬鹿だな、と思う。
ちなみに由来は好きな映画の主人公からだったりする。
「あなたの名前は?」
「……分からない」
「それはよかったわ!」
少女は嬉しそうに笑う。…何故。
「じゃあ私があなたの名前を付けてあげるね。そうね、あなたの名前は…」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!?」
何故か嫌な予感がして、俺は彼女の言葉を遮った。
「なんで君が俺の名前を付けるんだ?」
「だって、呼び方が分からないと困るでしょう? だからよ」
「冗談じゃない。俺には両親からもらった名前がちゃんとあるんだ。今思い出すから待ってろ」
「そう? じゃあ少し待ってみようかな」
無駄だと思うけどね、と小さく言うと少女は俺をのぞき込むのをやめて、側から離れていった。
…無駄ってなんだよ。まるで思い出せないのが分かっているような言い方じゃないか。
よし、とりあえず片っ端から検討してみよう。まずはア行からだな。アのつく苗字…ん、そういや出席番号が必ず1番になる苗字ってなんだろうな?
“ああ”さん、なんてのはないから…“あい”さん? そんな苗字あるのか? “あいう”…“あいえ”“あいお”…うーん、分からない。
そもそも俺が出会った人なんて全人類の1パーセントにも満たないだろうし、予想も出来ない苗字たくさんあるしなぁ…。
…じゃなくて!? 今は俺の名前を考えるんだった。えーと…多分ア行はない気がする。多分。
そうだ、日本で一番多い苗字の佐藤って可能性はないだろうか。…でも佐藤だなんて呼ばれたことはないような気がする。
次は田中…だったか? これでもないような。そもそもそう簡単な苗字じゃなかったような…気がする。
気がする、だけで一向に思い出せる気がしない。ああ、なんで思い出せないんだ。思わずガリガリと頭を掻く。
…と、自分の腕が包帯でぐるぐるに巻かれているのに気がついた。しかも、かなり適当に。ああ、まあ事故ったんだからケガぐらいしてるよな。
そういや今自分どんな状況なんだろう? 試しに足を動かしてみる。うん、両足とも動く。指までばっちりだ。問題ない。
腕も両手両指動いた。首は動かすのは少し辛いかな。この際寝転がってるのもどうかと思うし、思い切って身体を起こしてみようか。
「いっ、いてててて……」
痛む体をなんとか動かして上半身を起こしてみた。どうやら上半身は全部包帯で巻かれているらしい。適当に。
そんなに酷い事故だったのかな。まぁそうだろう、車が潰れるくらいだったんだから……。
……………ん? 潰れる?
はた、と思考が止まる。ちょっと待て、車が潰れたなら…俺はなんで潰れてないんだ?
あれだけすごい音がして、フロントガラスが割れるくらいの勢いで潰れて、なんで俺は五体満足で生きているんだ?
死んでもおかしくなかったはずだ。なのに…。
「ねぇ、思い出した?」
いつの間にか少女が側に来ていた。青い髪と、青い瞳の少女。
こいつの、せいだ。ぞわっと頭の後ろが逆立つ。危険だと頭の中で警鐘が鳴る。
「…なぁ、なんで俺は…生きているんだ?」
「ん? ああ、思い出したんだね」
少女は笑う。無邪気に笑う。
「知りたいの? 知らないほうがいいと思うよ?」
やめておけと頭の中で俺が叫ぶ。だけど答えを求められずにはいられなかった。
「…教えてくれ」
「あなたは一度死んだのよ」
少女は笑みを崩さずに言った。
「一度、というのはおかしいかもしれないけどね。あなたは世間的にもう死んだことになっているだろうから」
「………え…?」
「交通事故にあって、車は大破。ガソリンが漏れて炎上しちゃったから、現場は悲惨な状態になったの。
死体は残らなかった。そういうことで処理されているわ」
だからね、と少女は言う。
「あなたはもう死んでいるのも同然なのよ」
嘘だ、と思いたかった。だけど現実はそれを許してくれない。
突然目の前に差し出された新聞記事に事故のことが鮮明に書かれていた。日にちも、曜日も、場所も同じ。憶えている。
名前は意図的に塗りつぶされて分からなかった。
ただ、■■■■■(■■)『死亡』―――はっきりと書かれていた。
俺は死んでいた。
+++++
続かない。
もっと簡潔だったはずなのに「俺」が自由に動き出してこの有様。
彼はポジティブなのでそんなに酷い話にはならないと思います。
この先何があってもたくましく生きてくと思うよ。
中途半端な終わり方になったのは、長くなりそうだったから…5月更新目標だったし。
続き少しだけあるけど、色々考えてみるのも楽しいと思うので!
にしても、こういう短編?名無しが多いな。
やはりカタチにならないからでしょうねー。
夜の真っ暗な道を車で走りながら思いついた話。
横道からいきなり誰か飛び出して来たら嫌だなーと毎回毎回思います。
夜道に少女といいますか、女の人がぼーっと立ってたりしたら嫌だな、とか。
夜に一人で女の人ってゾクッとしますね。
そんな感じで出来た話でした。
拾うのはやはり少女がいいな…と書いている最中にずっと思ってました。
男の人はもう少し大きいのがいいかな…高校生以上がいい(何言ってるのこの人)
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