テレビに
女子が男子を
パンチするシーンが
うつってた。

次男が長男に

「もし女子に殴られたら
どーするー?」

と聞いた。


普段学校のことを話さない
長男が

「殴られてはないけど
女子にムカつくことを
されてる」













長男は真面目だ。

この前は学級通信で

「〇〇くんは毎日
掃除を頑張っています。

率先してバケツに水を
くんできてくれます」

と担任の先生に名指しで
褒めてもらい
うれしそうだった。

ほかにも
長男の拭き掃除した場所が
とても綺麗であること

プリントを回された時に
心のこもった「ありがとう」が
言えること

などが書いてあった。


私と同年代の担任の女教師は

リーダーとして
盛り上げるタイプの
子だけでなく

おとなしい子にも
目をかけ

小さなことも
気付いて認めてくれるんだなぁ

私も喜んでいた。




そこへ
「女子が、僕が
バケツ運んでると
わざと揺らして零そうとする」

「〇〇くんには
バケツを蹴って
水零されて
そのままにされた」

という長男の訴え。


前回のキレた件以来
行事の時様子を見てたけど

いじめは
なくなってはいないみたい。

球技大会でも
別の子に嫌がらせされていた。





ひどいねっ!
ママが先生に
告げ口してきてあげるっ











我が子かわいさに
役員会議で中学に行った帰り



先生にコッソリ相談に
行くことにした。





先生は別の役員会議のあと
まだ教室に
いらっしゃるとのこと。



階段を昇ったとたん

「あら!銀河さん
久しぶり!」



バケツの水を
零した
〇〇くんのお母さん




「今からお宅の息子さんのこと
チクりに行ってきまあす

とは言わずに
にこやかにサヨナラ




先生は真剣に
話を聞いてくれて
掃除の時間には
教室を離れないことにすると
約束してくれた。

もう中学生なのに
そんなことお願いして
申し訳ない。




休み明けには先生が
電話をくれた。

相手の子に話を聞いて
謝罪させてくれた。


「〇〇くんはきちんと
謝ってくれたんですが

女子の方が
『なんで謝らなきゃいけないの!
みんなやってるじゃん!

私だけじゃないし』

て感じで、
もう二度とやらないとは
私には思えませんでした…」




ああ…
みんなやってるの…






先生に何とかしてもらえるのは
今だけ。
これから社会に出たら
嫌なことも辛いことも
自分で解決しなければいけない。

強くなろうね。

嫌なことされたら
どうすればいいか
学校で実体験から
学ぼうね。

まだ中学生。
先生や親に助けてもらうのは
恥ずかしいことじゃない。


新聞である人が語っていた。
私立に行かせるのは
「私立に通えるこどもと
友達になれる権利」
を買うことだと。

私立だったら
意地悪されない、
なんてことはないだろう。

でももっと楽しい中学生活が
待っていたのかもと
思うと悔やまれる。





高校入試や
次男の卒業を
考えるようになった今


天の川にお願い!


宝くじが
当たりますよーに!