マッド・デイモンと、ロビン・ウィリアムスの言わばデビュー作。
青年ウィル(マッド・デイモン)は頭が良いが、幼少期に親から受けた虐待のせいで、無意識に他人から愛情を素直に受け入れられない。
そんな彼を救うのが、最愛の妻を失い失意にくれる心理学者で、同じ心の傷を持ったショーンだった。
彼は得たいの知れない「無償の愛」が怖くて、愛することを拒む。
だけど、愛する事って本能だからどうしても引き寄せられる。
その度にかれはふと姿を消してしまう。
愛しい。
可愛い。
知りたい。
生活の中でふと浮かぶ感情。
愛は苦労する事、時に傷付くこと、悲しみがだけが膨らむように思える事。
ウィルから見る愛は、深さも温度も分からぬ液体だ。
ただ一人、人生で得た全財産を担ぎで飛び込んでみないと分からない。得体の知れないもの。
自分は、全てをかけていいのか。
粉々にくだけ散ってしまったら?
人生の全てを手放さなければなくなったら?
そんなウィルはハーバードで出会った賢く奔放な女性にグイグイ惹かれる。
これまで、見た事の無い輝き方をしている人。
「彼女は完璧なんだ」そう言うウィル
「彼女が完璧なんじゃなくて、自分が完璧なんだろ?」そう返すショーン。
彼女の前で、いいところだけを見せてる。
自分が完璧でいられる時だけ、会いに行く。
完璧な自分を見せてるヒトだから、彼女は完璧なヒトとして映る。
「彼女は完璧ではない」いびつな部分も「特別なんだ」と思えれば、君は本当に彼女を愛してると言える。それが愛だ。
「ありったけ優しく包むから、お願い飛び込んできて」