水に写る自分を見る。
左右逆に写った自分がこちらを見ている。
試しに笑ってみた。
相手も同じように笑ったが、水面が揺れ、水に写る自分が歪む。
鏡の向こうの自分は同じ動きをしてこちらを見る。
自分が右手を上げれば相手は左手を上げる。
同じ色の目が此方を見据える。
相手が笑った気がした。
…いや、自分が笑ったのか。
影となった自分は常に自分の後ろへ着く。
向き合う事はできる。
しかし交わる事はできない。
自分が前を向いて右手を上げれば、相手も右手を上げる。
後ろを向いて右手を上げれば、相手は左手を上げる。
強い光を浴びれば、相手は自分より大きくなり
弱い光を浴びれば、相手は自分より小さくなる。
試しに影を見ながら笑ってみた。
しかし影は笑わない。
あきらめて影に背を向けた。
なんて自分は馬鹿げた事をしているのだろう。
笑い声が聴こえた気がした。
振り返るも影に表情はない。
…そうか。自分が笑ったのか。
只今、SSでシロガネ山にてレベルアップの為、修行しています。
そこで1つネタが浮かんだので晒します( ´∀`)
擬人化注意です!
INシロガネ山
雅「つ…次は僕の番ですね!」
霧影「無理しやんときやー。ほどほどにやで。」
雅「…はいっ!」
数分後…
雅「
ひゃぁぁぁぁああああっ!!!!!!!」
リフィ「ちょっ!!雅!!何処行くのよ!!!!」
水那「待って!雅」
桃「てか何で雅ちゃんの時だけニューラしか出てこないんでしょうね…?」
ウィグ「いや、早く助けないか…?」
本当、雅を戦闘にした瞬間、ニューラしか出てこなくなったんですww
めっちゃびびったww
小話にしては短すぎない…?
はい。だって思いつきだもんww
画像の荒さは気にしないでww←
「てめぇ、もう一度言いやがれ」
「隊長、落ち着いて下さい。」
低く怒気を孕んだ声音のグラディオが、目の前にいる長い槍を携えたゲルドの門番に今にも食ってかかりそうな勢いでそう言った。
「何度でも言おう。頭首に合わせる事はできない。」
「ハイラル王からの令状を渡すと言ってもか」
「答えは同じだ。お引き取り願おう。」
きっぱりとそう言い切った門番に、これ以上何を言っても無駄だろう。
そう思ったソラヴィスは、適当にグラディオを宥め、引き返す提案をしようとした。
が。
「客人か。珍しい事もあるものだ。」
「「っ!!?」」
背後からそう低く響く声が聞こえ、はっと柄に手を当てて振り返る。
「あぁ。驚かせたようだな。すまない」
ソラヴィスとグラディオの後方にいた3人も、背後にいた気配に気づけなかったらしく、それぞれに武器を片手に振り返っていた。
「私がゲルドの頭首だが。私に何か用事でも?」
赤毛のまだ若い男が馬に乗りながらこちらを見下ろす形でそこにいた。
「…頭首!!いけません、このような余所者…―」
「私はこの者達に聞いているのだ。それと、さっさと道を開けないか?私を中に入れないつもりか?」
赤毛の男がそう門番に言うと、弾かれたように背筋を伸ばし、門番はなんとも簡単に門を開けた。
「外は暑いだろう、中で話をしないか?」
赤毛の男はそう言い、カツカツと馬を中に進めた。
ソラヴィスとグラディオは、お互いに顔を見合わせ、一旦剣を鞘にしまい、一行は大人しく赤毛の男の後を歩いていった。
門の近くまで行くと、3頭の馬と3人の兵士が待機しているのが見え、グラディオは首を傾げた。
「おいソラヴィス、3人しか見えないのは気のせいか?」
「いえ、気のせいではありません」
「……少なくないか?」
「人数検討をするさいに、上から圧力をかけられまして」
「…おいおい。ゲルドへ遠征に行くのにたったの5人かよ」
グラディオはそう小さく不満を口にした。
「特攻部隊から剣使いのストロス、遠撃部隊から弓使いのアクリル、後、隠密部隊から双剣使いのシルキ。その3名です。」
「…は?隠密?何でそんな部隊から」
「各部隊長からの推薦で」
「…おっさん共の推薦ね。期待していいのか悪いのか…」
「そろそろ口を慎んだ方がよろしいかと」
ソラヴィスにそう言われ、取りあえず口を閉じると、もう門前までたどり着いており、さっき紹介を聞いた3人がすぐ近くにいた。
幸いな事に、さっきの会話は聞こえていなかったようで、隊長の到着に、3人は直立し敬礼をした。
(巨漢に女に根暗か…。先が不安だな)
(口を慎んで下さい。蹴りますよ)
とても小さな声で2人はそう言ったのだった。