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私事で大好きな地を通り過ぎて隣の県に行って来まーす
気を抜くと小さな彼が現れる。小さな彼は大きな彼と違い少し無口で、特徴的な眉毛と眉毛の間に皺を寄せていつもどこか不機嫌そうだが、しかし私が手招きをすると小走りにやって来て私の膝に腰を下ろす。大きな彼のよく言う妖精、とこの小さな彼は何か関係があるのだろうか。大きな彼いわく、妖精達は悪戯好きで、彼を困らせるのが楽しくてしょうがないそうだ。本の栞の位置を変えたり、彼の大切な物を隠したり、彼を脅かしたりと、なかなかにかわいらしい行動をしてみせる(らしい)。そんな私には見えない妖精達と付き合う彼を数回目撃したことがあるが、確かにあれは精神状態を疑ってしまう状況であった。今こうして小さな彼と戯れている私は、もしかしたら彼と同じ状況なのかもしれない、小さな彼は私が一人でいる時しか現れないので、私以外の人が見れるのか確かめようがないのである。小さな彼は大人しく、今日もまた私の膝の上で小さな足を揺らし、空を見上げていた。大きな彼は雨を連れてくる時が多い、その分、この小さな彼は晴れを連れてくる。ま
性 別 | 女性 |
系 統 | 普通系 |
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