いま飲んでるビールにかいてある。ほんとうにビールがすきなんだなあと。ハンバーグと並べられたら15分は悩む。
なんというか。帰ることに焦らない。時間は伸縮性があるもの。規矩は人次第。メジャー。
世の中のこと。いえのこと。目のまえの手帳。
上向きの電球。シャンデリア。紙吹雪。
色より形。色は鮮明に記憶される。でも形はどうだろうか。たしか、魯山人がそんなこと言ってた。この一連の流れをひけらかしと呼ぶ。だから、考えはとまっていく。百年後には思考回路が世界文化遺産。
ドイツではなくベルギーだった。吠える熊。威嚇する就活生。抗う気泡。いいぞ、たちあがれ。
いつも週末だったら私たちはまちがいなく木端微塵だ。と江國香織は言う。そう今日は月曜日。始まり。でも、2月は終わり。ね?不思議でしょ?
雨に溶ける地面。絵の具。交わる色。滲む色。
絵の具を固めても出てこない。でも、絵として成り立つときには作品として固まっている。
折り紙の金色の特別感。金色。金色。憧憬と現実感。あの頃の期待と今の悲観。歳をとることは色褪せていくこと。そんなのはごめんだよ。
金色のスーツがいないかキョロキョロ。いない。
行く宛のない絶望をパレットにぶちまけて、雨が流す。その先は上り坂?下り坂?
矛盾。案外、見落としていたりする。思考回路は論理的。しょーとつしてショート。
呼吸のリズムに合わせて落ち着く。谷口なつかしいな。野球の原点だったり。
コカ・コーラの瓶の形。車窓から見える光の点。意識は浮遊するし、冷気で白く可視化される。モヤモヤしたものはどこへ。
足跡はいつも黒
気づくと首輪をつけた黒いカラスがまわりにたくさん。皆が同じ方向を見て、首を前につきだす。鳩?鳴くときもカアカアと鳴く。ぎゃあだなんて鳴かない。モラトリアム少女に両耳を奪われ、そう。また巣へ帰る。
ビールが美味しいと言ったら怒られた。一言ですら永遠の時間が必要。あえて瞬間におとしこむなら、まだまだだなと。知識は道具。使い方にはそれぞれ注意書が付属してる。まあ、ビールの味はどんな状況でも変化しないから。
リバースエッジ/岡崎京子、半減期を祝って/津村佑子
そう、いつまでもないから。
シャープもフラットも。半音の上下はわくわく。リズムを刻む度に意識がとけゆくから。
ここまで書いて電車を乗り過ごす。でも、それが日常。駅の半分だけ西日がさしこむ。その光を眺めるだけで満足したりする。主観は化け物。変わりゆく自意識は逃亡者。天井は近くてあたりそう。
うつろな表情はわるく写ろうとする。その仮面はきっと不確かでヒモもちぎれそう。あれ、それは無意識。混じりゆく狂気をくしゃくしゃにして街に放り投げる。だから、秋葉原は好き。投げ込んだ空が案外近いから。