嵐ヶ丘を聴いていたら、突然視えたビジョン
吹き荒ぶ嵐の様に、黒い背景を踊る影
非常に素早いステップで、伸びやかに軽やかに、舞いながら描く
シルエットに宿る光は青紫
激しく、力強く、躍り狂い描き狂う
飛び散る色彩
白い背景、黒い背景もそれに汚され染められる
やがてそれは一冊の本だと知り、そのページはバラバラに巻き上がる
首を絞めて
石を振り上げて
笑う背中に小さなナイフ
汚す、極彩色
目の醒める様な蛍光ピンク、深い群青、黄緑……
人工的子宮、彼等の母胎はエーテルに満ち輝く
ひび割れた緑、青紫、赤紫、穏やかなピンク、赤と青
「さぁ、欲望の様に、充たして?」
「なんてことは無い。ただの気紛れ」
「ほら、何時も通りさ」
「この色に染まって」
「その運命を変えて」
「あの未来を壊して」
「全ては嘘。泡沫の戯曲。
構わないだろう?
一時の夢幻、永遠の螺旋」
笑う、絵描きは間違いなく表現者だった
つまり
このビジョンは
瀬戸不識の魅せた一面である
日曜スーパーヒーロータイムじゃないですよっと←
新生リベリオンの話
漣が『主人公』になるのは少なくても19〜20歳越え位からで
リベリオンも主要は2名しか残ってません(ぁ)
漣と、歳上お姉さん
斎は離脱して音信不通、博士は逮捕されてます
でも漣のビジョンは何時も右手に銃を、左手には白旗を掲げています
(白旗は≠降伏、徹底抗戦の印)
「世界平和なんて、糞喰らえ!!」
吐き捨てる様に、ヘッドフォンからはノリの良い曲を流してトリガーを引く
新生リベリオンはある意味ではテロリスト
反政治組織に近いです
それは
力無い弱者の声を聴いて、歌う
彼本来の闘いのスタンス
だから多分、ヒーローではなくてアンチヒーローに近い役割
そんな彼等の話も、時々は視えています
紫月さん、負けず嫌いだなぁ(確認)
勝ち目の乏しいゲームに挑む
別にギャンブラーじゃないのにね
コンテニュー代償は彼の構成数値
一つ欠け、一つ失い……徐々に彼では無くなるゲーム
ま、対戦相手は取られたモノを取り返してるだけかも知れないけど
仲間を犠牲に、自分を代償に
積み重ねたリテイクの果ては理想的希望
『主人公』は血塗れた制御棒を手にして、天空の頂きを目指す
もう一回、もう一回
勝ち目の乏しいゲームに挑み続けていく
それは、彼の言う『負けず嫌い』と言うよりは本能的種の生存願望
全ての終わりか、種の進化か、共存か滅亡か……?
その選択が出来るのはたった一人の『主人公』なんだろうなぁ