UBIから発売された期待の新作、ウォッチドッグス。
発売からもクリアしてからも大分経ちましたが。
ちまちまプレイ記書こうと思ってたらクリアしてしまったので普通に感想書いていきます。
ちなみにPS3版のオフ専。
内容としてはctOSというシステムに街全体が管理、監視されているなか、それらをハッキングして警察や敵対組織と戦うのが主。
取りあえず序盤は造語と固有名詞のオンパレードなので話を掴むのが難しい。
導入部分で物語に入り切れずそのまま終わった感がある。
ストーリーは長めで山場も結構あったのでオフ専の私にも十分楽しめた。ストーリー進めるだけなら短いかも。割りと寄り道してもクリアまで30時間くらい。
戦闘スタイルとしてステルスでも暴れ回ってもOKな自由な戦略…とあるが結局はどちらかを強要される場合が多くてイライラする。
傍受なんて100%バレる。
ステルス要素を入れるなら死体担ぎやおびき寄せるといった基本的なアクションは入れて欲しいところ。死亡と気絶の区別もハッキリして欲しい。
経験値が貯まるとスキルポイントを獲得出来てそのポイントで任意のスキルを解放出来る育成システム。
個人的なプレイスタイルが「初期装備でどこまで進めるか」なので今回もお陰様でスキルを解放する事なく終わりました。
ぶっちゃけ元々あるハッキングで配電盤爆破、敵爆発物操作や素手での戦闘でほぼ事が足りるので物語中盤までスキルはおろか銃火器の出番すら無かったレベル。
キャンペーン以外の所謂お遣いミッションは特定のターゲットの排除や目的地に向かうだけのもの。
また街中でランダムに発生する犯罪を抑止するミニミッションがあるものの単調な感じなのは否めない。
基本的に操作が目標をセンターに入れてスイッチ(ハッキング)、目標をセンターに入れてスイッチ(テイクダウン)とワンボタンで済んでしまうものばかりで面白みが無い。
一番操作してる気分になれるのが車。もはや車ゲーと言っても良い気がする。
個人的にその車での戦闘が非常に面倒臭いものになってます。
プレイヤーに限っては車に乗った状態で武器の使用が出来ない。反撃するには街のインフラを使うしか無いが多くの場合ゲーム側が定めたタイミングでインフラをハッキングしないと意味が無いという理不尽さ。
高速での移動中に前方、背後、インフラの位置、タイミングに気を使いハッキングさせるとか難易度半端ないわ。
毎回車と街はボロボロになる。全然スマートな逃走の仕方ではないのでこれもストレス。
ミニミッションでNPCが犯罪。
↓
追いかけるのが面倒なので放置。
↓
犯人が逃走中に発砲。
↓
街のNPCが警察に通報。
↓
プレイヤーが警察に追われる。
この意味不明なクソ仕様。
非警戒時、警察車両をハッキングで妨害。
↓
即プレイヤーに発砲してくる警察。
この意味不明なクソ仕様。
ctOSスキャンでプレイヤーの位置を100%捕捉するレーダーも萎えますね。レーダーから逃れようと移動しても既に捕捉されているかの様にレーダーが追いかけて来る。持てるジャミングを全て使う勢いで妨害しても易々と捕捉される。
撒いた後に路地裏や物陰、車両の中に身を隠してもやはり既に場所を知っているかの様にプレイヤーの周辺に集まってくる。
プレイヤーが干渉されずに意図的に警察を呼ぶことが出来ないのもマイナス。
ロード中に警察と揉めるNPCがいる〜的な説明がありますが一回も遭遇したことが無い。
NPC同士だと追突事故くらいしか見ない。
その他。
・NPCや車が背後で湧く。
・乗ってきた車から一定距離離れると車が消える。
・距離によって顕著過ぎる銃の威力の低さ。マガジン全弾命中でも死なない。
・攻撃部位は関係なく、一般人はどこを撃っても一撃死。
・立ち入れる建造物が少ない。
・お金の使い道が主に服くらい。
・ミニゲームがつまらない…。
結局ボタン一つであれこれ出来るのは従来のゲームと何も変わらないけど視点がハッキングという手段としたのが面白かったんじゃないでしょうか。
オープンワールドや広めの箱庭ゲーはフィールドの広さに対してミッションの規模が小さいのかもしれない。
これだけ作り込まれた世界なのにストーリーを終えたら何も無い。プレイヤーとゲームが繋がる部分が何も無いのが物足りなさを感じさせますね。
痒いところはあったものの全体的に楽しめました。周回したいとは思わないけど。