キレイゴトで 世界は回れない
少しの嘘と 色とりどりの哀しみ
人生にほんの少し “ドラマ”というスパイスが必要なように
世界には もう少し
汚れを受け入れる 容量がいる

でも人間は“平等”が嫌いで
嫉んだり羨んだり僻んだり見下したり
ぐちゃぐちゃ汚いと思う感情に振り回される
誰かが作った “キレイ”な幻想に
人は自分をあてはめたがる

“キレイゴト”が好きな人間は
本当の気持ち隠してる
「見てくれは悪いけど
心は美しい」なんて
ただの虚実でしかないのに

誰も自分や他人の心なんて
見ることはできないんだから
信じられるのは眼に見えるものだけ

キレイゴトで 世界は廻らない
だから人は今日も又嘘を塗り固める

本当は 誰だって綺麗でありたい
世界は キレイゴトでまわりたい
人間は いろんなエゴをすてたい

ねぇ、君

「もう少し素直だったら、今より楽だったかもしれないね」