ゲームとか映画とか観るときに何を基準に選ぶか、という話を友人としていて『絶対的な悪が分かってるやつがいい』と私は言ったと思う

こちら側の視点では悪だと思っていた物が、実は反対側の立場では悪では無くもう一つの正義だった、みたいなの。そういう話を読んだり観るのは頭が疲れるから見たくないので、なるべく避けたいという私の想いがあります

だからある日、普段通りの日常を送っていたら急にゾンビが現れた。喰われる前に逃げなくては、みたいなのは分かりやすくていいなぁと思ったり
その時点では分かりやすいじゃないですか、喰われてしまう恐ろしさから逃れる。人間の本能がアレはやばいと言ってて、そして喰われたらアレらの仲間入り。だから逃げなくちゃって

ジョージ・A・ロメロ作品かな、ゾンビ映画を生み出した方。そこまで詳しいわけじゃないけども
何かの映画のラスト、生き残った数人が山奥の別荘のシェルターの中、監視カメラで外の様子を見ている。するとゾンビの大群が押し寄せて来ていた。あいつらは生きている人間がいる事を何かで感じ取っているのか?逃げる場所なんかあるはずも無く、生き残った数人は覚悟を決めた表情でシェルターの扉を閉めた。ここで映画は終わり
作品名は忘れた、また観たいな

とは言え、ゾンビ映画に絶対的な悪とやらが存在しないのか?と聞かれたらそんなこともないですねぇ
極限状態の中、思想の違う男女が安全地帯のシェルターの中で何も起きないはずも無く… みたいな

人間が存在する限り争いはやはり避けられないのであった