《10月に読んだ本》
加賀騒動/村上元三
占星術殺人事件(改訂完全版)/島田荘司
加賀騒動は、おばあちゃんが貸してくれた本。江戸時代の加賀藩の勢力闘争と、大槻伝蔵という実在の人物についての小説。
「考えてみるに、わしという者は、頼るものがあってこそ働きができる男であって、現在のようにひとりになると、どうにもならぬ。つまりは、家柄がなく、たのむものといえばおのれ一人の力、というのは、元亀天正の世の中なればともかく、ただいまでは、さっぱり役には立たぬ。…わしのようにさまざまな欲の多い、身分の低い生れの者には、ひとりを頼むと無理が生じる。…」
我が身にも充分当てはまるというか、自分の将来を見せつけられたような小説だった。作品が発表されたのは1986年。
占星術殺人事件は、妹からのオススメ本。1981年の作品。帯には、「日本推理小説史上に残る、伝説の名作」とある。
とはいえ、個人的には、腑に落ちない点が少々残る。名作かと聞かれたら、そうでもないような気がするけど…。というか今気付いたけど、推理小説はたいがいいつも、モヤモヤしたまま読み終わってるような…。
でも、「現代ミステリーものはここから始まった」とネットに載っていたので、80年代当時にとっては、画期的だったのだろう。
2017-10-29 23:22
10月17日は、大学の友人と、テニプリのイベント「オールテニプリミュージアム in 京都造形芸術大学」に行ってきた。
会場限定グッズを思いの外たくさん買ってしまった!勢いで!そんなはずではなかったのに!
しかし、異なるキャラクターがランダムで入っている商品で、互いに強運と発揮し、大満足の買い物となった。1/19の確率を、1回で引き寄せた自分の強運は、我らながら凄いと思った。
コラボフード&ドリンクはどれも美味しそうで、しかも可愛い。芸大生と集英社の共同開発メニューということ。実際どれも写真映えするだけでなく、味も本当に美味しかった。
特にフード。美味しいと思って製造元のシールを見たら、立海弁当に京都市内の会社、氷帝カツサンドに進々堂と表示されていて、これには本当に驚かされた。めちゃめちゃ地域密着型じゃないか!
そして、メインである展示会。テニプリの年表、最初の出来事が原作者の誕生になってて笑った。確かにそうだ!!
そしてコミックスの歴代単行本表紙やアニメ、ミュージカルの歴代DVDジャケットの展示がズラリ。
「懐かしいなー」とか、「こんなイラストあったんや!?」とか言いながら見て回る。
そしてこの日最も凄かったのが、関東大会氷帝戦での手塚vs跡部戦の、当時の直筆原稿(実物)が展示されていたこと!
私は絵を一切書けない人なので…漫画を書くのがこんなに大変な仕事だったとはちっとも知らなかった…。
漫画家はアシスタントが何人も付いてるのに、いつも締め切りに追われてるのは何でだろう?と今まで思っていたけど、これを見て初めて理解した。
こんなにたくさんの細かい作業、人手がいくらあっても足りない……しかも連載に間は毎週……。これはめちゃくちゃ大変だ…。
出口には、テニミュで実際に使用されている、お馴染みの屋根付きベンチが、記念撮影スペースとして登場。
キャンパス内も少々歩き回った。やはり母校と違って芸大だから、キャンパスの建築や内装もオシャレで、かつ機能的。すごい。
相変わらずノリの合う友人と共に、久々に休日らしい休日を送り、楽しい1日でした。
イベント限定イラストの服装が絵の具で汚れた作業服で、なぜ?と思っていたけど、実際に会場、しかもキャンパス内で彼らがポスターやスタンドで飾られてるのを見て納得した。
ずっと中学生のままの彼らが、連載10数年の時を経て、大学のキャンパスにやって来て、そこに通う芸大生と同じ服装をしている、というのは感慨深かった。
2017-10-19 19:12
社員旅行で、一泊二日で広島に行ってきた。
小学校の修学旅行以来だったけど、もう一度行きたいくらい、良い所だった。
原爆資料館は、あの大の苦手な等身大人形が消えていた。リニューアル工事中なので、展示物もあんまり無かった。来年完成するらしい。(ということは、あの人形が復活する可能性もゼロではない…)
集合写真を原爆ドームの前で撮るという神経が理解できん。DQN先輩がダブルピースで写ろうとしたので注意した。しばらくふてくされていた。そのまま川に沈んでろ。
食事もお酒も饅頭もおいしかったし、宮島はとても綺麗でした。宮島の宝物館行ってみたい。
女性社員の先輩方と仲良くなれて良かったです。
2017-10-12 18:03
・ビギナーズクラシック 源氏物語/角川書店 編
・玄鳥/藤沢周平
「玄鳥」は、おばあちゃんから借りた時代小説。江戸時代のしがない侍が主人公の短編集なのだが…生活苦しすぎ…人生暗すぎ…↓↓
もう、武士道カッケーなんて思えんですわ。
源氏物語の解説本は、めちゃ分かりやすくて面白かった。特に、源氏物語の人物名や固有名詞に、何度も登場する「紫」の言葉の意味に感動しました。
平安人すげー…。
9月頭にお盆休みの代休を取っていたのだが、偶然にもそのタイミングでおばあちゃんも退院できる運びとなり、一件落着。
そして、従兄弟の結婚式に出席しました。めっちゃ良かった…。
初めましての親戚や、お久しぶりの親戚とも会って話せて、それも含めてめっちゃ良かった。
9月の出来事といえば、あとは福井に突撃したり、マンガやCDを少々売ったくらいで、特に何もなかった。
40品くらい持っていって、500円くらいになった。バス代にはなったからヨシとする。
それでも本は収まらない。
来週から会社の社員旅行。今回は広島。楽しくないのは分かりきっている。旅行代出せるんなら、給料かボーナス上げられるだろう。
2017-10-3 00:08