年が暮れてゆく

自分で自分を褒める
自分で自分を認める

よく聞くけど難しいね。
どうしても(それって社交辞令では?)とか(いやいやこの人あの人のほうがすごいし)とか思って、受け入れられないというか。
でもそうやって、自分で自分を天井なしハードモードで評価採点するのも、「謙虚」と見せかけて実は無意味な行動だよな。謙虚から一番遠い性格って、自分でも分かってるからなおさらなのかな。

とある病院で医者との会話
「shinさん頑張ってますね〜」
いやいや、そうですかね?
「そうですよ、だって私、なんにもないのにあなたのこと手放しで褒めませんよ」

たいへん正直な医者で助かる。


12月に読んだ本

12月に読んだ本

独裁国家に行ってきた/MASAKI
ペガサスの挽歌/皆川博子
Be![季刊ビィ]141号

世界一幸せな国、といっても、日本が求める快適で優雅な生活が「幸せ」なのか、それともブータンのような、細々と質素でも波風立たない暮らしが「幸せ」なのか…。
それにしてもリアルウシジマくんみたいな独裁というか発展途上国があるのだな…。
日本の経済がもはや発展途上国なみに落ちている(というか追い抜かされてる)と聞いたことがあるけれど、このままだと日本もリアルウシジマくんみたいな生活が当たり前な国になってしまうのかな。

(尼崎の救急車が、コロナ陽性骨折患者を置き去りにした騒動思い出した)


とりあえず、補助金や援助を無限に出し続けられる立場ではもうないように思う。
滅茶苦茶な発展途上国への援助にしても、教育福祉少子化対策にしても、お金を出して終わり、人を派遣して終わりだと甘く考えないで頂きたい。あんたのことやぞ検討師。

それにしても作者、現地警察にリンチされながら正論で言い返し続ける喧嘩根性、大したものやで…。よく生きて帰ってこれたな。この本7年前やけど、作者生きてるかな。ツイッター鍵かかって公式ホームページ消えてるけど。

そして大好きな皆川博子。
「天使」の冒頭を見て、これが今から50年前の作品かと驚いた。しかしその後衝撃の展開に…えええ?うおぉオ"エ"エエエエ!!となった。
今年の締めくくりにふさわしい、美しく気持ち悪い物語をありがとうございました。
特に好きなのは、こだま 若者とギター 地獄のオルフェ 声 家族の死 です。

Be!は、ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)という団体が出している雑誌。
アルコール依存症をはじめ、ゲーム依存症、少年院卒業生、虐待、ポテサラじいさんとの接し方、とにかく色々載っている。
しかも、治療中の当事者の声から、病院の現場で働く精神科医や支援団体の人の寄稿、高知東生、青木さやかのインタビュー、2020年の記事なので元TOKIO山口達也についてなど…。
業界で働いてなくても、ここでしか知れない話がたくさんあって、ためになる。栄養盛りだくさんで消化しきれないのが歯がゆい…。

11月に読んだ本

11月に読んだ本

・ねじ子が精神疾患に出会った時に考えているときに考えていることをまとめてみた/森皆ねじ子
・ひとんち 澤村伊智短編集/澤村伊智


スーパーで働いてた時とレベル違いの悪質性、桁違いの件数の、様々なトラブル対応が必要な今の職場。まだ直接遭遇してないけど、いつかやらねばならない時がくる。自分自身をよく知るためにも手に取ったこれ。
作者は、看護学生向けの書籍を色々と出している人らしい。これも看護コーナーに売ってた。

今回知った豆知識
・失神者を見つけた時…貧血などが原因の人と、解離性障害(多重人格)の症状が原因の人の見分け方

・アルコール依存症(アル中)になってしまったら、もう二度と酒を飲んではいけない。

・理不尽な要求、過度な要求には応じない。特別に〜→また要求→応じられません→なんでや!前はやってくれた! となってしまう。「ここまではする、しかしこれ以上はしない」共通ルールを設けて、全員で把握する。特別扱いしない。でないと「あの人はやってくれたのに!」となる。それが、長い目で見ると患者本人と患者家族のため。

・精神疾患に関しては、ネットや本で得た知識で、〇〇病じゃね?とむやみに口に出さない。

ひとんち
コロナ宿泊療養になぜか持ってきた本。
私の好きな言葉に、2ちゃんねるの名言
「自分の替わりはどこにもいないけど、上位互換ならたくさん出回ってる」
があるけど。つまりこういうことなんだね…。
最後の「じぶんち」めちゃめちゃ刺さって凹みました。
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