7月に読んだ本

7月に読んだ本

・深海 鯨が誘うもうひとつの世界 藤原義弘 なかのひろみ

・milsil 2019 No3

・壬申の乱と関ヶ原の戦い なぜ同じ場所で戦われたのか 本郷和人

深海生物図鑑でも、こちらは鯨骨に集まる生物メインに、熱水噴出孔で暮らす生物、海底に沈んだ木片に集まる生物、に分けて紹介されている図鑑。

なのでエビ、貝、その他何が何だか分からない見た目の生き物ばかり。魚らしい見た目のものはあんまり登場しない。

水深500メートルで発見されたキノコ、歩くクラゲ、さらに水深2700メートルでイソギンチャクを背負ってるヤドカリ。

究極の環境で身に付けた、究極の能力を身に付けて生きているのね…。

ラストの、深海のゴミ問題読んでて気付いたけど…「金属容器の腐食による有害物質の流出や生物濃縮の懸念」…なんか似た同じ文章、学校の社会の授業で見た気がするよね…主に「日本の公害」ってテーマでさ…様々な病気と写真が……。

そういう事態にまた近付いて行ってるわけなんやな……。

そして「壬申の乱と関ヶ原の戦い」。日本史上の重要な戦において、よく同じ場所が戦場になっている、という本。

気になって家で幕末の本見たけど、特に関ヶ原のことは何も書かれてなかった。
関ヶ原付近の大垣藩は、ウィキペディアによると、鳥羽伏見の戦いにて敗戦、その後新政府軍に従って戊辰戦争に参加、とあった。

そもそも将軍とは何をする役職だったのかとか、関ヶ原の戦いって両軍何が目的だったのかとか、分かりやすくて読みやすかった。

ただ、「江戸時代以降不倫は御法度になったが、源氏物語などでも同様、日本には不倫などの豊かな愛情表現があったのに、それを否定してしまうのはいかがなものでしょうか?」みたいな問い掛けがあったが…いや知らんがな…そんなもん読者に問い掛けんなよ…女性の歴史学者に聞いてこいや…と思った。

milsilは、国立科学博物館が編集、発行している雑誌。
大哺乳類展に行った時に買ったけど、今はなんで買ったのかよく分からない。いや、面白くはあったけど。まだあと2冊もある。

この回は、旧石器時代の台湾〜与那国島への航海実験や、新素材のプラスチック、岩石の分析、日本の照明の歴史についての記事が載っていた。

なお、7月9日午前11時48分、無事台湾から与那国島へ、手漕ぎ丸木舟での航海に成功したとのこと。(公式ツイッターで実況追ってた
おめでとうございます!

6月に読んだ本

倭人伝を読みなおす 森浩一

先月と同じ人で、魏志倭人伝のみの内容。
邪馬台国の場所は、この人達の、九州北部から奈良に移った説で、もう解決で良いんじゃないかと思った。

とはいえ、重要な遺跡や古墳が、宮●庁によってずっと立ち入り禁止で調査できない現状じゃあ、結局これからも何も分からないままじゃないか?

色んな人の説を批判したりしてたけど、いやその人らもアンタも全員結局、分かってないもん同士やんけと思ってしまった。

手に入れられる資料に限界があって、その先が開放される見込みもきっとないだろうし。
考古学ってロマンがあって魅力的ってイメージだったけど、日本に関してはなんか虚しいな。
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