3月に読んだ本

・フラナリー・オコナー全短篇 上/横山貞子訳
・ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ/前野ウルド浩太郎
・やりすぎ恐竜図鑑 なんでここまで進化した!?/小林快次 川崎悟司

田舎の善人→強制追放者→ゼラニウムで心が折れた。(褒めてる)
「善人はなかなかいない」は心理とか精神医学とか、もしくは南北戦争について知識ある人が読んだら、もっと深読みできるんだろうなぁ。

最近は黒人差別問題…Black Lives Matter?がアメリカで話題になってるそうだけど、フラナリー・オコナーはアメリカでどういう評価をされているんだろう?
中学の英語の教科書とか、小学生の時に読んだリンカーンの伝記ぐらいでしか黒人差別の歴史は知らないけど…白人の立場を自分の身に置き換えるなら、アイドルや芸能人に対するアンチにすごく似てると思った。
なんとなく視界に入って鬱陶しいとか、友達や家族が嫌ってるからとか、なんかウザいとかそういうのが歯止め効かないみたいな…?

キリスト教の教義にも喧嘩売ってるようにも見えるけど、実は教義に対してうっっっすい理解しかない人達に対して喧嘩売ってるんだと思う。

フラナリー・オコナーは強すぎる。

バッタを倒しにアフリカへ
研究者として働くのは大変だ。就職からしてこんなに大変だとは。最近ツイッターで、限界ポスドクアライさんbotをたまに見る。
今もモーリタニアにいらっしゃるんだろうか。論文を読むのは難しいので、続編を待つしかない。

やりすぎ恐竜図鑑
一部界隈で物議を醸した、ざんねんな〇〇図鑑とは別のシリーズ。
恐竜の種について知識のアップデートをしたい、けれどもデカい図鑑よりはもうちょっと情報が欲しい私にはちょうど良かった。持ち運びにも支障ないサイズ・軽さなので、次回恐竜の展示見に行く時のお供に決定。
ただ最後の最後、ざんねんな〇〇図鑑に寄せた一文だけが無駄だった。
子ども向けだからって、侮ってはいけない。
2も読みたい。
小学館NEOと講談社MOVEも読みたいけど、家に置く場所がない。

ほぼ何もしていなくても疲れた

失業手当をもらうためには、最低月2回ハローワークの窓口に行くか、就活をしなければならない。
ハローワークの求人に応募する=窓口に行く、なのでとりあえず応募し、書類が通ったので昨日面接に行ってきた。ハローワークの求人にはあんまり期待してなかったけど、やっぱり面接行かなきゃ良かった。履歴書に病歴書くんじゃなかった。

おじさんと、年配の女性。

交通手段の話題で、「あの辺電車通ってるんですか?あ、いや、田舎とかそういう意味ではなく、普段車なので、電車はあんまり乗らないから知らなくて、すみません」。これはまぁ、なるほどと思ったけど、「何この学歴?○○専攻ってなんやねん。ほんで最初の会社辞めた理由はよwww」と。
今時、○○専攻の字面見てある程度想像つかんかい?分からないんだったら「具体的に何を学びましたか?」とか、卒論の内容とか聞くのが普通じゃないの?
そしてもう一人、年配の女性の方から「(声が枯れていて)聞き取りにくかったらごめんなさいね。あなたのご病気は治ったの?」と聞かれ、履歴書に書いててさっきも説明したけど、聞かれたからもう一度説明しようとしたのに、おじさんが「それはもういいから!」と喧嘩口調で叱責。
面接の場で面接官が面接官を叱責ってどうなん。あと、「それはもういいから」はお前の感想であって、質問してるのはもう一人のほうなんだけど。

そしておじさんから、「でも何をもって完治とするか。ってか、その病気って治るもんなん?www」と。
その場では「医師から完治したとの診断書も一応もらっていて、就活をしていいとの許可ももらっています。ただ経過観察のために薬は飲まなければならないので、そこは上手く付き合いながらになります」と愛想笑いで答えたけどさ。だって初対面だし。

でもあんたがやってることって、ハゲてるデブのあんたに「ハゲてるデブって痩せれるの?」って私が聞くようなもんだぞ。だけど普通そういうこと言わないだろ。普通の人は。まして初対面の人に対して。

驚くのはそのおじさん、社長なんだよな。たかだか30分間の会話で、相方を叱責、コミュ力の低さを見せつけられた。働き始めたら、あの年配の女性と同じような目に遭うんだろうな。もし仮に内定もらっても、辞退する。

そもそも私、事務に向いてるんだろうか。さらにそもそも、正社員に向いてるんだろうか。ともついやっぱり考えてしまう。
一方で、仕事なんか向き不向きじゃなくて、やるかやらないかだよなぁ。とも思うし、入社をゴールとして考えてしまうと失敗するからよく考えないと。とも思うし、かといって非正規だといざという時保障が付かなかったり、不利になるというのはこのコロナ騒動で、嫌というほどニュースになってるし。

もっと違うところに転職相談に行きたいなぁ。

自然のある公園

昨夜はものすごい風と雷で、全然眠れなかった。
今日も風が強い。
曇っていて地面も湿っているから、土曜だというのに公園は平日より人が少ない。
ここではウグイスの鳴き声が聞こえて、桜が咲き始めている。昨日はウグイスが鳴いている姿も見つけた。
今日はイカルという鳥を初めて見つけて、ヒドリガモの群れの横を歩いて、前から知りたかった鳴き声はシジュウカラの鳴き声だと知った。そして急に晴れてきた。

このままずっとここにいたい。

2月に読んだ本

2月に読んだ本
・奇界紀行/佐藤健寿
・こわい部屋ーー謎のギャラリー/北村薫 編
・影を買う店/皆川博子

奇界紀行
まじでクレイジージャーニー復活してほしいなぁ…。
「幸福の国」と言われているブータンの若者の一言。
「でも日本人だって絶対に幸福だと思うよ。だって日本には世界一の電化製品があるし、アメリカみたいに町が発展してるじゃん」
幸福とは…。
サイババの話と、UFOの村の話は衝撃…。

こわい部屋
「死者のポケットの中には」は怖いけど良い話。
怖かったのは「お父ちゃん似」と「やさしいお願い」。
「避暑地の出来事」と「ねずみ狩り」に出てきたネズミって、クトゥルフ神話のネズミ怪物かな…?
好きなのは「ナツメグの味」。
乙一の「夏と花火と私の死体」も入っている。懐かしい。こんなものよく文化祭の演劇に許可されたな。校長が総評で言ってたこと思い出した。「体育館の気温がぐっと下がりました。」新進気鋭だったんだな。乙一もあのクラスの人達も。

でもね、一番怖かったのは巻末の、翻訳者消息不明のお知らせだったよ。

影を買う店
猫座流星群、柘榴、更紗眼鏡は良かった。
「陽はまた昇る」は、黄昏メアレスみたいでなんか良い。
あとは高尚すぎてよく分からなかった。
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