時の針

2月に読んだ本
・ずっとお城で暮らしてる／シャーリィ・ジャクスン
・怖い絵／中野京子

どういう話なのか分からなかったのが不気味。
穏やかな暮らしのお屋敷かと思ったら、実は異常な家族だっのか、それとも周りの過剰反応だったのか。
衣食住に困ることなく、陰口、悪意、いじめに悩むことのない生活が続く限り、ニートを脱出する理由がない。
メリキャットはともかく、コンスタンスももう、幸せな生活から降りることができない。。

1月に読んだ本
・ダークツーリズム拡張　近代の再構築　／井出明

ダークツーリズム
観光は観光でも、負の遺産とか戦争や災害の遺構、慰霊碑を訪問する観光。
この人がやってたことかは分からないが、かつて障害者を監禁していた座敷牢や離れの牢屋を、沖縄かその周辺の島のどこかが公開していた（今もしてある？）らしく、ずっと気になってた。NHKのバリバラが取り上げていた。
ブラック職場問題も、外国人労働者問題も、アベノミクスやバブルから始まったことじゃなかった。同じようなことが戦時中、そして明治維新の頃から根本的に解決されずにずっと続いている。
昔の人も、今とずっと同じ悩みを持っていて、昔の社会も今と同じ問題があった。

タモリさんが徹子の部屋で「今の時代は新しい戦前」と発言していたようだが…。なんだか世間の雰囲気が落ち着きのないというか、妙にそわそわしてるというか。そんな感じは確かにある。

余談だが、「2017年5月に発表された秋篠宮家・眞子さまの婚約に関して、我々一般国民は当時一途にお慶び申し上げることができたわけである」の一文が笑えた。令和の小室ファミリーのニュース、定期的にチェックしてるから(笑)