労働審判の決着がつき、会社からの和解金の振り込みが完了した。
踏み倒されるんじゃないかとか、訴訟に転がり込むかとか心配したけど、すんなり応じてくれたようだ。
法的機関で、しかるべき専門家を交えて話をしたのが、やはり効いた。
ここまで1年かかった。むっちゃ大変だった。
あの会社と関わって得たものはたくさんあるけど、最終的にはたくさんのものを失った。あそこで働き続けること、正社員という肩書き、京都の家、給料、大切だったパートさんを失ったこと、そしてずっとずっと嘘をつかれていたこと。許せなかったから少しでも埋め合わせたかった。

だから、長い間クソお世話になりました。
なお元ネタは知らない。

労働相談窓口に電話したり、友達や労基、弁護士さんに相談してみて本当に良かった。
悩みは一人で抱えて一人で解決するのでなく、詳しい人や信頼できる人に、できるだけ話してみるのがいいとよーく分かった。
ただ、親には…もう仕事の話はしないかな。

4月20日、閉庁時刻を過ぎてようやく終わって、職員用通用口から外へ出た時。西向きだからそれはそれは見事な夕陽だった。眩しかった。
就活も治療も続けなければならない現状の、何が変わるわけでもないのに、なぜか妙に清々しかった。

理不尽な苦労をして、夕陽の美しさを知る。京都はなんて残酷で美しい街なんだろうとつくづく思ったね。