9月に読んだ本

石炭期・ペルム期の生物 土屋健

セイムリアとかリカエノプスとかディプロカウルスとか、名前は知ってたけどこの歳まで両生類だということすら知らなかった…。ごめんよ…。
イノストランケビアはずっと爬虫類だと思ってた。ようやく、「哺乳類型爬虫類」時代から現代に、知識をアップグレードできました。哺乳類様(よう)爬虫類って覚えてたの私だけ?

漫画「絶滅酒場」に出てくる、空飛ぶトカゲはコエルロサウラヴスという子だった。

なお、石炭期(3億5900万年前〜2億9900万年前)の森には、翼開張70センチのトンボ(メガネウラ)や、全長2メートルのムカデみたいな虫がいたらしい。(アースロプレウラ)

そして海の中には、コンヴェキシカリスという、リアル目玉のおやじみたいな生き物もいたらしい。
うーん、石炭期に生まれなくて良かった!


9月は京都大学総合博物館で「地の宝 比企鉱物標本」という企画展を見に行った。
石といえば石なのに、ふわふわの毛みたいな形になるのが不思議。(毛鉱というやつ)
大好きな輝安鉱が色々あって幸せだった。こんな最高な厨二デザインの鉱物を作っているのが、芸術の巨匠でもサブカルアーティストでもなく、地球自身なんだから、本当に不思議。

なお、現代の日本では大きいものや珍しいもの、良質な鉱物を見つけるのは難しいらしく、その理由は鉱山事業がピークだった明治時代、海外へ格安で大量に売却してしまったから、らしい。
幕末の金貨流出の失敗を、全く活かせてなかったようだ…。
なお、現代の日本の鉱山事業は…お察し…。