災害や戦争、日頃のトラブルや災難に遭った時も、だからこそ頑張ろうとか、気持ちを切り替えてとか、何クソとがむしゃらにひたすらに生きて〜とか、それができる奴もいれば、ただ倒れることしかできない奴もいる。

心が折れて倒れた奴を、いなかったことにするのは、復興だの回復だのではない。

離れにいた男を見て、知的障害者?統合失調症?と思い、途中から出てきた男の「俺の周りはああいうやつがたくさんいたよ」の言葉に、過去は孤児院出身?と予想したが、全くの大違いで、戦場、戦災の体験だった。
自分としては、「戦場に行った兵士は精神疾患を患うことがある」「PTSD」といったことの存在は知っていたし、そもそもこの映画のジャンルが戦争もの、と知ってて行ったのに、それらとストーリー予想が結びつかなかった自分に、自分で衝撃を受けたわ。こういうのを平和ボケというんやな。目の前で起きてることしか見えていない。

下調べなく趣里さん目当てで来た人はびっくりしただろうか?
自分的には物足りなく感じたけど、ショックに対する心の準備をしすぎたせいもある。