八月の暑さのなかで ホラー短編集/金原瑞人編著 岩波少年文庫

子ども向け文庫だけど、これは子どもが読むのと大人が読むのとでは、感想も印象もだいぶ違ってくると思う。
あと日本の幽霊と英米の幽霊も全然違うなぁとか。

日本の幽霊は、影が映ってたり、背後からスッと現れて消えたり、すすり泣き声やうめき声をあげたり、呟いたり、物音をかすかに立てたり……とかだけど、英米の幽霊は、それに加えてもっと実力行使してくるから、日本の幽霊よりある意味怖いかもしれない。
怪談というジャンルでも、国民性出てくるんだろうか?

「こまっちゃった」「十三階」「開け放たれた窓」「もどってきたソフィ・メイソン」が好き。