福田村事件をとよさんと観てきた。


東出昌大 二股する船渡し。もともと村で浮いていたのだが人妻との密会がバレてさらに浮く。

田中麗奈 モダンガール。昭和のモダンガールといえば、社会に囚われない・自立する女性の自由な美的感覚というイメージだが、それというよりはいい歳してるだろうにモラトリアムを謳歌する不思議ちゃん(しかし男には媚びる)

ピエール瀧 良心と、白い粉ならぬ白い飴の狭間に葛藤する

水道橋博士 調子に乗りすぎた軍人。大きな声を出してトンチンカンなことをわめき、若者にと格下に威張るのが得意。典型的な害悪老人。

永山瑛太 一切何も悪いことをしていないのに巻き添えを喰らってしまう。

コムアイ 社会に囚われない、女性の自由な美的感覚で恋()に生きる

主要キャラを演じるそれぞれの世間的?イメージと、キャラの雰囲気が一致しているところがもう面白かった。それでこんな重い作品になるところがすごい。

途中で、こんな展開ありえんやろ、とツッコミを入れてしまったが、いやいや実際の事件だった…。と思い出してゾッとし、さらに映画終了後とよさんとウィキペディアを見て後日談のあまりの胸糞悪さにさらにダメージ喰らった。もう恩赦要らないよ。

知らずに生きるよりも、知っているほうがいい。知った上で、それを受け入れたり立ち向かったりして生きていくか、無視して生きていくかを選べるから。知らなかったら、無視して生きていくほうしか選べない。

あと水道橋博士が元気そうで良かった。

こういう映画を一緒に気軽に見に行けて、感想を話し合える仲間は貴重。
次は東京ゴッドファーザーズか、YouTube同時視聴か…。楽しみ!