某マイナーな映画館にて今月末くらいまで、チェコのアニメを上映している。上映後には、(日本での)プロデューサーの解説トークもある。

チェコの様々なアニメの、日本での上映権や諸々の契約が来年で終了し、再契約の見込みもない。なので今のうちに上映します、ということらしい。

見に行ったのは、ブジェチフラフ・ポヤルという監督の特集。

なかなか可愛らしくて良かったけど、幼稚園児が見たら泣く子多そうだな、と思った。
夜背景に全身白のピエロは、アカン子多いんじゃないか?多分だけど…。

ナイト・エンジェルが気に入りました。プロデューサーの人は「納得いかない」と言っていたけど、私は、多分これは普通に王道の展開のストーリーだろうから、全然納得できる。

まぁ、この方のヒントが無ければ、私も誤解したままだったかも。

この監督は童話とかメルヘン系なものから現代劇まで、何でも行けるんやなぁ。

上映後のトークでは、ポヤル監督とイジー・トルンカ監督に関する解説があった。戦時中のチェコの事情や、二人がどういう経緯でアニメ作りに進んで行ったのか、など。

確かになかなか興味深く、またとない機会。

今日は、一番大好きな監督の回なので、とっても行きたいのは山々なのだが、昨日今日と寝不足で、明日も明後日も仕事に向かうのは危険。

さらに気がかりだったのは、トークの後半で、トルンカ監督の遺族が権利関係で揉めている話題を長々とされたこと。

これは私個人の好き嫌いの問題でしかないけれど。
世界地図のどこにあるのか知らない国の、どこにあるのか知らない街に住んでる、初めて見た映画の、初めて名前を知った監督の、顔も知らない遺族の方々……っていうのは、どうでもいい of どうでもいい他人に過ぎないんだよなぁ。

「最も厄介なのが、監督の長女のクララで〜ww」「明日の回の監督の家族はもっとドロドロなのでww」とか、ほんとどうでもいいし、普通に作品の解説をすれば??

まぁ、何を面白いと思うかは人それぞれということで…。

そしてこの日の回…まぁ他の回もそうだけど、「詩的でファンタジックな人形アニメ」という宣伝でやってるのに、

ど う し て 会 場 に 子 ど も が ひ と り も い な い ん だ ?

驚愕の高齢者率。

まぁ、マイナージャンルがマイナーな理由って、結局は客層よね…。